Aug 20, 2009
手形割引は、資金が必要な人には有効。脱出のが必要。
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県内でもコメの放射性物質の調査が行われることになった。予備調査(収穫前)と本調査(収穫後)の2段階で放射性セシウム濃度を調べるが、本調査は、安全・安心をPRするため、県は全市町村を対象とする。稲わら、肉牛と汚染続きだけに、関係者からは「コメは安全であってほしい」と祈る声が上がった。【宇多川はるか、津久井達】
農林水産省によると、予備調査は、土壌の放射性セシウム濃度が1キロ当たり1000ベクレルを超える市町村か、空間放射線量が平常時よりも高い市町村(毎時0・1マイクロシーベルトが目安)を対象としている。
文部科学省と県が6月に実施した航空機によるモニタリングでは、丸森町や白石市などの県南部、栗原市や大崎市など内陸部の一部で空間放射線量が毎時0・1マイクロシーベルトを超過。県はこうした地域から、予備調査の対象地点を調整している。一方、土壌では条件に設定された濃度を超える地域はないという。
県農産園芸環境課によると、今年のコメの刈り取り時期は9月20日過ぎごろ。そのため、予備調査は9月上旬に、本検査は同下旬ごろ−−の実施を想定している。
県内の今年度のコメの作付け面積は、津波の影響で10年度の7万3400ヘクタールから6万6000ヘクタールに減少。コメ以外の作物も含め塩害などで作付けできない農地は1万数千ヘクタールに上る。出荷停止となれば、コメ農家にさらに追い打ちをかけることになるため、同課の担当者は「出荷に向けてできるだけ早く検査し、安全な結果が出てほしい」と話した。
登米市内に2・5ヘクタールの水田を持ち、ひとめぼれの「環境保全米」づくりに励む須藤彰さん(50)は「消費者に安全な米を届けるために一生懸命頑張ってきた。出荷できると思って育てるしかない」。また、同市内の別のコメ農家の男性(58)は「セシウムが検出されなかったとしても、価格が下がるのは間違いない。検査してもしなくてもひどい状況には変わりない。セシウム検査だけでなく補償問題の話も進めてほしい」と訴えた。
8月4日朝刊
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◇早い生育に笑顔「害虫もいねぐなった」
仙台市若林区荒井の農業、木村浩市さん(53)の水田を訪ねると、あぜの草刈り中だった。草刈機の進む方向に小さい緑色がピョンピョン跳ねる。体長3センチ程のアマガエルだ。
「今年、オタマジャクシからかえったやつらだ。大きいのは見えねえな」
例年ならこの時期からちらほら姿を見せるトンボが、今年はいない。「野菜にもアブラムシが付かねえんだ。津波で害虫もいねぐなったんだべが」と木村さんは言う。
水田のイネは約80センチまで育った。肥料はそれほどまいていないという。早い成育に木村さんは意外そうだ。「もしかして海の養分を吸い取ってんのか」と笑いながら、イネの様子を調べ始めた。
「お、こりゃ孕(はら)んでんな」
イネを1本抜き取り、茎の皮を1枚ずつむく。稲穂の赤ちゃんである淡い緑色の「幼穂(ようすい)」が姿を現した。この先、平年並みの気温が続けば1週間から10日で、平年より低くてもお盆には出穂(しゅっすい)する見込みという。
「待てよ、すっとお盆にカメムシ駆除かや」。言葉とは裏腹に木村さんは顔をほころばせた。
◇
「被災農家の夏」は随時掲載します。【高橋宗男】
8月4日朝刊
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震災被災地の中学生が中国政府から「心を癒やす海南島の旅」に招待され、塩釜市からは市内の中学1、2年生と引率教員ら52人が1日、出発した。
5月に来日した中国観光局代表の提案が実現した。青森、岩手、宮城、福島、茨城の計22校130人が参加。6泊7日の日程で、中国海南省博物館の「友好の壁」に各自の手形を残すほか、海辺の散策、ビーチサッカーなどで中学生同士の交流を深める。
震災で塩釜市は7月30日に夏休みに入ったばかり。出発式では同市立第三中2年の中川智貴君が代表し「きれいな海が楽しみ。元気に行ってきます」とあいさつ。引率の杉浦和彦教諭は「短い夏休みの貴重な体験だが、まずはのんびりと気持ちを癒やしてほしい」と話した。【渡辺豊】
8月4日朝刊
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